先日、高輪院で開催された妊活セミナーのレポートです。
暑さも和らぎ、秋の気配さえ感じられた今回ですが、
多くの方がお越しになり、大変充実した会になりました。
気になる参加者満足度は?
参加者の皆さまにご回答いただいた満足度調査では、
なんと、
100%!!
の満足度となりました(36組中36組が満足と回答)!!
これで今年2回目の満足度100%となり、スタッフ一同、とてもうれしく思います。
ご参加いただいた皆様、本当に有難うございます。
(基礎検査の手順についてお話する認定看護師のOさん)
女性は基礎検査だけでも、これだけスケジュールを立てないといけないという負担の大きさ、
一方で男性はいつでも検査できるという点にうなずく方も非常に多くいらっしゃいました。
(培養士のOさん)
なぜ危機管理が必要かを熱弁してくれました
休憩時間中には、培養室で使用する機器の展示と自己注射で用いる注射器などを
看護師、培養士から説明いたしました。
後半は、生殖心理カウンセラー菅谷による男女の思考差について
生理が持つ意味合いについて知ったり、男性心理の脆さを知って、
カップルがお互いにうなずきあうのがとても印象的でした。
最後は質疑応答です。
一部の質問について共有したいと思います。
Q1:男性不妊の検査は定期的に受けるべきか?
A:精液検査をしてOKであれば、すぐに再検査をするような必要はなく、1年くらいはその検査結果でよいと思います。
検査結果が良くない場合は、2週間程度置いたタイミングなどで再度精液検査をする必要があります。
Q2:フレッシュな精子と凍結精子とで差はあるのか?
生存率という観点で見ると、大きな差があり、可能であればフレッシュな精子を使用するのが望ましいです。
当院でも公表しているTESEの成績でも、フレッシュな精子とフレッシュな卵子を用いたものは、そうでない群と比べると、
1.3倍ほど高い妊娠率になるという結果が出ています。
Q3:体外受精の通院中はどれくらい休まないといけないか?
採卵日は基本的には休むつもりでいていただいてもよいと思います。
その他の日程については、1日休むようなことはほとんどないですが、
OHSS(卵巣過剰刺激症候群)などの方については、症状を見て、大事をとる場合もあるかもしれません。
今回は男性の方からの質問も多く寄せられました。
妊活、不妊治療の成功は、男女一緒がポイントです。
ご興味のある方はぜひ次回のセミナーにいらしてください。
次回は9月24日です。