卒業された患者様からのお手紙を紹介しています。
不妊治療中には、様々なストレスが患者さまにかかってきます。
その1つが「注射」かもしれません。
通常の生活の中で、連日注射を打つということは、当たり前ではありません。
治療前と治療後の変化に驚き、それでも治療を続け、無事に卒業されていったそんな患者さまからのお手紙です。
(以下、原文ママ)
治療時には中々、子供が出来ず悩んでいました。
自己注射でどすぐろくなったお腹を見て、涙が止まらなかったのをおぼえています。
幸運なことに1回目の治療で赤ちゃんを授かることができました。
医師も看護師もとても優しく親身になって話を聞いて下さり、
治療を続けることができました。
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
今は生まれてきてくれた息子と毎日悪戦苦闘中ですが、
息子とのかけがえのない時間をもてていることがとても幸せです。
一日一日成長していく息子のそばで毎日が楽しいです。
(お手紙はここまで)
以前は、不妊治療の注射はすべて病院で打つのが当たり前でした。
卵巣刺激のために毎日通院するのがある意味当たり前の時代がありました。
そうした中で、FineなどのNPO法人が働きかけて実現したのが自己注射です。
しかし、病院で打つにしても、自分で打つにしても、痛みや精神的な負担は少なくありません。
そうした患者さまの気持ちを忘れず、寄り添いながら、
一日でも早い妊娠のサポートを続けていきたいと思います。
お手紙、ありがとうございました!