コラム

夏休みの過ごし方 「オフ」のすすめ

こんにちは、生殖心理カウンセラーの菅谷典恵です。

今回は「オフ」のおすすめについてのお話です。

 

通院されながらの生活は何かと余裕がなくなりがちです。

お身体の周期に合わせスケジュールを管理し、

生活全般にわたって繊細に注意を払いながら過ごされている方が多いと感じます。

 

7月も終わりに近づき、夏休みを取られる方も多い時期ですね。

夏休みをどのようにすごしたら良いのか迷われることもあると思います。

 

普段の生活の中での気遣いが途切れてしまうことも気になります。

このようなこともよくお聞きします。

 

「旅行に行きたいが治療を休むのがもったいないような気がして、安心して出かけられない。」

 

確かに不安ですよね。

 

ほかにも

  • 冷たいものを飲んでも大丈夫か?
  • 海やプールに入っても体を冷やさないか?
  • 妊娠しているかもしれないのに車や飛行機に長時間揺られても良いのか?
  • 食事のバランスが取れていないことが続くと、妊娠から遠ざかってしまわないか?
  • 会いたくない親戚に会わなくてはならないが、イライラしてしまうことが悪影響とならないか?

などなど、たくさんのご心配があると思います。

上記の内容は、医学的にはほぼ問題ないと思われることです。

 

非日常の世界に身を置くことは、リフレッシュになります。

いつもとは違った考えも思い浮かぶかもしれませんし、

ご夫婦間でもいつもと異なる話題が出ることもあるでしょう。

 

大きな声では言えませんが、基礎体温も少しさぼってみても良いかもしれません。

測らないのはかえって気になってしまう、という方はもちろんいつも通りで。

毎日頑張っているからこそ、夏休みは自分を解放してあげましょう。

もちろん夏休みのない方もいらっしゃいますよね。

当院も夏期休診はありません。

 

8月14~18日は午前中のみの診療となりますが、おやすみのない方には、カウンセリングで心を解き放つ、というお時間も手軽でお勧めです。

また、夏休みだからこそ、治療をと考える方も多くいらっしゃいますね。

 

夏休みだからこそリフレッシュ、夏休みだからこその治療、

どちらにも同じように価値がありますし、

「有意義な無駄」

というのも人生においては重要です。

 

気分転換を上手に取り入れて、自分に優しい時間をお過ごしください。

 

妊活ノート編集部

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妊活ノート編集部です。医療現場での当たり前を、より分かりやすい情報としてお届けします。正しい知識を得ることで、一日でも早い治療卒業のサポートをしたいと考えています。

菅谷典恵

菅谷典恵

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臨床心理士、生殖心理カウンセラー、がん・生殖医療専門心理士
京野アートクリニック(仙台、高輪)にて生殖心理カウンセリングを担当。
治療のことはもちろん、仕事と治療の両立、ご夫婦の考えの温度差、あらゆる人間関係など、どのようなご相談でもお受けしています。
治療もプライベートも快適に過ごすためのサポートとなるようなカウンセリングを目指しています。

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