7月22日に仙台院で開催された妊活セミナーのレポートをお送りします。
今回も多くの方にお越しいただき、有難うございました。
毎月行うこのセミナーは、不妊治療をこれから始めようという方、
すでに他院で治療されている方、当院におかかりの方など様々な方にご参加いただき、
皆様が持たれている不安や疑問、緊張を少しでも解消できるよう行っているものです。
展示物の準備を行う培養部のHさんとO事務長
患者様のお迎えの準備をする受付のOさんと不妊症認定看護師のNさん
さて、今回の内容はどのようなものだったのでしょうか。
満足度は…
参加いただいた皆さまにアンケートをお願いしております。
その集計によると、今回は…
満足度 97%
(33/34組 が満足と回答)
となりました。
ご回答いただいた皆様、有難うございました。
セミナーで最も盛り上がる「質疑応答」について、一部解説させていただければと思います。
①体外受精にかかる概ねの費用について
当院では料金については、HPにもございますので、そちらも一度確認ください。
また、体外受精の費用については、例えば刺激周期よりも自然周期の方が安いからと言って、取れる卵の数は全く異なります。
仮に自然周期で採卵して、成熟卵が得られなかった場合には、再度採卵を行う事になり、当然再度費用がかかります。
そうなると、自然周期の方が費用が高くなってしまうということになるケースがあります。
ですので、あくまでも目安としてお考えいただき、ご自身にとって最適な刺激方法に関しては、ご来院の際に医師に相談の上、選択ください。
②人工授精からのステップアップ
人工授精を実施中に精液所見が改善していることがままあります。
それはもともと男性の精液所見はアップダウンが激しいことも関与しているかもしれません。
人工授精から体外受精へのステップアップについては、累積妊娠率に従って考えています。
以下のような図になりますが、妊娠した方から逆算すると、ほとんど1-3回の間で妊娠が成立してきます。
グラフに変動が見られなくなるのが5回以降でしょうか。
そのため、3-5回程度実施しても妊娠に至らない場合には、ステップアップを推奨しています。
③自己注射に失敗したらどうしよう、など注射にまつわる負担
不妊治療に注射はつきもので、皆さんが不安を感じられるものですね。
当院では看護師による自己注射指導を行っており、ほとんどすべてといってよい割合で、
ご自身で注射できるようになっておかえりになります。
よろしければ、以下の動画も参考にしてください。
次回は、8月19日の開催です。
よろしければご参加くださいませ!