卒業された患者さまからのお手紙を紹介しています。
今回は20代から生理不順で悩まれ、いくつかの病院にかかり、
転院して当院にお越しいただいた方からのお手紙です。
治療内容と同じ程、コミュニケーションが大切であることを
ひしひしと感じさせられる内容に胸が熱くなりました。
(以下、原文ママ)
私は20代のころから生理不順で薬を飲んでいました。
産婦人科の先生には
「子供はできにくい体質だね」
といわれていました。
結婚してすぐに通っていた病院で半年間人工授精をしました。
そこで妊娠できず、専門の病院に行ったほうがいいと紹介され、
不妊治療専門のクリニックにいきました。
ここまでくれば、もうすんなりと妊娠できるとものだと思っていましたが、
初めてAMHの検査を受け、数値が0.5、ホルモンバランスも良くないとのこと、
主人も精子の量も運動率もよくないとのこと、運動率は18%でした。
2人で落ち込みました。
その病院では、人工授精を5回、体外受精を1回、顕微授精を1回しました。
途中、感染症を起こしてしまい、40度の高熱で救急車で運ばれて3日間入院しました。
体外受精後、陰性でしたが、生理が来なくて、もしかしてと思い病院に行き、検査をすると、
「だから陰性だって言ってるじゃん」
って先生に笑いながら用紙を渡されたことがあり、診察室を出てから泣き崩れたこともありました。
この先どうしようと悩み始めたときに紹介されたのが京野アートクリニックでした。
この病院でだめだったら諦めよう、最後の病院にしようと主人と話してきました。
ここではすべてが違いました。
先生は、一つ一つの治療を分かり易く説明してくださり、診察の最後には、
「聞いておきたいことはありますか?」
と聞いてくれました。
看護婦さんたちも笑顔で説明もしてくれました。
採卵の時も怖くてドキドキしていた時も、看護婦さんたちが
「大丈夫」
と笑顔で言ってくださり、採卵後は先生も、
「よく頑張りましたね」
と声をかけてくれました。
ここの病院なら安心して任せられると思い、何の不安もありませんでした。
ここでダメだったら納得できるとも思っていました。
病院に通い始めて11か月、妊娠判定の日、先生から
「おめでとうございます」
と言われ、この治療を始め、嬉しくて初めて泣きました。
この日の最後に、先生が
「妊娠するまで時間かかっちゃってごめんね」
と言ってくれた言葉がびっくりして忘れられません。
私はただただ感謝の気持ちしかありません。
先生、看護婦さんやスタッフの方々、本当にありがとうございました。
ここの病院にくることができて本当によかったです。
(お手紙はここまで)
Smile,be friendly,and make patients happy.
患者さまに喜び、感動、幸せを与えるために、笑顔で明るく優しく行動しよう。
これは私達、京野アートクリニックの行動指針の第一条です。
不妊治療は、100%で結果が出る治療ではありません。
身体的、精神的、経済的な負担や不安もたくさんあります。
だからこそ、高い技術だけでなく、笑顔で明るく優しい行動を通じて、
患者さまにとっての支援者であれるよう、日々努力しています。
ご卒業いただけたことが第一ではありますが、
これからも技術と心を大切にしたクリニックづくりをしていけるように、
スタッフ一同努力していきます。
心温まるお手紙をありがとうございました!