卒業された患者さまからのお手紙を紹介します。
今回は現在33歳ですが、のべ4年の治療歴を持ち、当院で1人目、そして2人目と治療をされ、
現在は2児の母になられた方からのお手紙をご紹介しています。
(以下、原文ママ)
現在、2歳4カ月の娘と7カ月の息子の育児をしています。
娘は体外受精、顕微授精で妊娠し、息子はその時に凍結していた残り1個の受精卵でした。
早く残り1つの大切な卵を迎えに行きたいと考えており、娘が10か月の時に断乳し、治療を再開しました。
治療の時は託児所へ預け、大泣きする娘にごめんねと言いながら、頑張り1回目で妊娠に至りました。
今回がだめなったら、あきらめようと思っていたので、本当に奇跡だと思いました。
妊娠中、切迫流産になり2回ほど入院し、娘を実家に預け、
本当につらい思いをさせてしまいましたが、息子は無事に出産することができ、
今では家族4人で本当に幸せな日々を送っています。
生理が来るたびに落ち込み、何度もなき、でも諦めることはできず、
こちらでお世話になり、2人の可愛い天使に出会えたこと、本当に感謝しております。
ここの病院に来る前は、そこまでしなくてもいいという気持ちと、
次はきっと生理は来ないと毎回思いながら、時が過ぎ、結婚してから4年5年と経っていました。
もっと早く治療すべきだったと思いました。
同じように妊娠を願っている人たちに、1日も早く一歩踏み出し、かわいい天使に出会えることを心から祈っています。
先生やスタッフの皆さんには本当に感謝してもしきれないほどです。
本当にありがとうございました。
(お手紙はここまで)
お手紙の中にもありますが、妊娠を願う女性にとって、生理が来るということはとてもショックが大きいといわれます。
小さな流産とまで言われるほどで、大変な想いを毎月されてしまう事になるわけですね。
また、二人目の治療には凍結胚盤胞を使用されていますが、凍結することで、受精卵の加齢を止めることができます。
母体の年齢よりも受精卵の年齢の方が、妊娠成立には影響が強いといわれます。
(ライフプランに応じて、妊活を何歳に始めるべきかというようなデータもありますが、それは別の機会に紹介したいと思います。)
4年に渡りご夫婦で努力され、2歳のお姉ちゃんも時にはたくさんの我慢をして、
そうした家族全員のひたむきな努力のもとに、弟さんが来てくれたのだと思います。
本当におめでとうございます!
ありがたいお手紙をありがとうございました。