妊活イベント2017
「二人で支え合う、仕事も頑張る、私達らしく、妊活」
で開催されたセミナーの第二部は、
「人気ブロガー・ライター・漫画家さんの妊活事情」
でした。
赤星ポテ子さん、村橋ゴローさんが講演され、
質疑応答には漫画家・イラストレーターで、「それでも、産みたい 40歳目前、体外受精を選びました」の著者である
小林裕美子さんもご参加いただきました。
赤星ポテ子さんの話
赤星ポテ子さんは、「赤ちゃんが欲しいから赤星」、夫が名づけた「ポテっとぽっちゃりポテ子」が由来とのことで、
非常に活動的な方で、漫画家・イラストレーターとしてご活躍されています。
一人目不妊、二人目不妊、そして妊活中退を経験された赤星さんのお話は経験者ならではの
迫力もあり、会場にお越しになられていた参加者からの何度もうなずきの声が上がるほどでした。
赤星さんの妊活についての詳細は以下でも確認できます。
すべてはここに書ききれませんが、非常に印象的だったのは、
一人目妊活と二人目妊活での想いの違いであったり、環境の違いが大きいということです。
一部を紹介できればと思います。
①仕事面での変化
赤星さんはフリーランスとして働かれていたこともあるのだと思いますが、
一人目のときは、空いた時間にいつでも仕事ができたのに対して、
二人目のときは、保育園に預けている間しか仕事ができない
②誰のため?
一人目のときは、ご主人をパパにしてあげたいという想いでされていた。
二人目のときは、息子さんのために兄弟を作ってあげたいという気持ち
③費用についての感覚
一人目のときは、それこそ貯金を使い果たしてでも、破産してでもというくらいのつもりで行われていた。
二人目のときは、治療がうまくいかない度に、このお金は息子のために使えたのではないか・・・という罪悪感も抱くように。
大変な実体験からくる、とても貴重な話に会場からも何度もうなずきが聞こえてくるようでした。
赤星ポテ子さん、有難うございました!
村橋ゴローさんのお話
「俺たち妊活部」という著書でも有名な、ライターの村橋ゴローさんは、
男性の目線から会場に様々な投げかけを行ってくださいました。
参加者の半数近くが男性だったと思いますので、胸に響いた方も多かったのではないでしょうか。
妊活は良薬にも劇薬にもなる
村橋さんのお話では、男性としてのかかわり方も非常に重要で、そのかかわり方によっては、
妊活は夫婦の仲をよりよくしていく良薬にもなりえるものだし、
一方でかかわり方を間違えてしまえば劇薬となり、妊活離婚なんてこともありうるものだと。
だからこそ、話の中にも何度も出てくる奥様の「りえちゃん」(さん)への愛情を忘れず、
サポートし続けた村橋さんだからこそ、ここまで響くお話になることだと思います。
妊活中に楽しいことなんてない、でも・・・
不妊治療は女性が自分の心と体をすり減らして行う治療で、男性不妊でない限り、限りなくそういうものだと思うという
持論を話される村橋さん。
妊活中に楽しいことなんてないですよ、といいつつ、
「それでもつらいことばっかりだけど、楽しく変えていくことくらいできるはずですよ。
胸元にLOVEを、口元にSMILEを。これがあれば夫婦一緒に乗り越えていけるはず」
という言葉がとても印象的でした。
ご興味がある方はぜひ「俺たち妊活部」を見てみてくださいね。
最後は質疑応答
それぞれが突き抜けた個性をお持ちの3者交えての質疑応答に会場は大盛り上がりでした。
タイミング療法に対しての質問に対して、
人工授精の方が精神的にも楽だったという回答もあれば、
俺はタイミングは好きですよ、と回答する方も。
不妊治療中には、友達を作るべきでどんどん外に向かっていくべきだと思う人もいれば、
家に閉じこもっているほうが楽という方もいて。
一人一人違うことなので、きっと正解はないんだと思いますが、
一人一人が妊活を真剣に考え、受け止めた結果の行動だったら、それは明るい未来に繋がっていくんだなと思いました。
次回は、「セミナーその③不妊治療最前線」について解説できればと思います。