春になると
「花粉症の薬は妊娠中に飲んでもいいですか?」
という質問をよくいただきます。
妊活中や妊娠中は薬をできるだけ避けたいと考える方が多いと思いますが、症状を我慢しすぎる必要はありません。
現在使われている抗アレルギー薬の多くは、妊娠中でも比較的安全に使用できると考えられています。
ここでは妊活中・妊娠中のアレルギー治療について整理してみます。
① まずは点鼻薬・点眼薬など局所治療
妊娠中の花粉症の治療は
・点鼻薬
・点眼薬
など局所治療が基本です。
これらは体内への吸収が少なく、
赤ちゃんへの影響はほとんどないと考えられています。
症状が抑えられるようでしたらまずは点鼻・点眼薬です。
② 内服薬も必要なら使用できる
症状が強い場合は内服薬を使用することもあります。
現在使われているほとんどの抗ヒスタミン薬については
- 催奇形性(赤ちゃんへの形態異常)の明確な報告はない
- 妊娠中でも比較的安全に使用できる
とされています。
特に使用経験が多く安全性データがある薬として
第二世代抗ヒスタミン薬
- フェキソフェナジン(アレグラ)
- セチリジン(ジルテック)
- レボセチリジン(ザイザル)
なども選択肢になります。
③ 妊娠初期は慎重に
薬の影響が最も問題になるのは妊娠初期(器官形成期)です。
そのため
- まず点鼻・点眼
- 症状が強い場合に内服
という順番で治療を考えることが多いです。
ただし
妊娠に気づく前に薬を飲んでいた場合でも
過度に心配する必要はないケースがほとんどです。
④ 妊活中も基本的に使用可能
妊活中も
- 抗ヒスタミン薬
- ロイコトリエン拮抗薬(モンテルカストなど)
は通常問題なく使用されます。
アレルギー症状で
✔ 睡眠不足
✔ 強いストレス
がある方が、妊活にとってはマイナスになることもあります。
症状を我慢しすぎないことも大切です。
まとめ
妊活中・妊娠中の花粉症では
① 点鼻・点眼を優先
② 必要なら内服薬も使用可能
特に
- アレグラ
- ジルテック
- ザイザル
などは妊娠中でも比較的使用されることの多い薬です。
ただし妊娠中の薬剤に関してはさまざまな意見があることも事実です。
自己判断ではなく、必ずかかりつけ医に相談してください。