コラム

中医学からみる妊娠しやすい体づくり

初めまして。漢方相談を担当させて頂いている薬剤師、

国際中医専門員の住吉 忍です。

 

今日は、中医学に基づき、私が長年漢方相談を行ってきて感じる

「妊娠しやすい身体作り」について、ご紹介させて頂きたいと思います。

 

あなたは、「妊娠しやすい体」と聞いて、どんな体を想像されましたか?

私の患者さまからはこんな声を頂きます。

 

「妊娠しやすい体は、ふかふかの子宮が作れる」

「妊娠しやすい体は、冷えない」

「妊娠しやすい体は、性欲がある」

「妊娠しやすい体は、若い」

 

これを読んで、いかがですか?

 

「私は、妊娠しやすい体じゃない〜(>_<)」

 

と感じられたかもしれませんね。

でも、大丈夫です。

 

「妊娠しやすい身体に変化していくことは可能である」と、中医学では考えています。

理由を説明していきますね。

 

 

たとえば、妊娠には、

・血虚(必要な栄養素を体に巡らせる血が足りない状態)

・脾虚(主に胃腸の働きが弱い状態)

は、マイナスになる体質だと言われています。

 

「血虚」「脾虚」ともに、冷えを招き、卵を育てるパワーが不足し、ふかふかの子宮が作りにくいからです。

 

でも、「血虚」「脾虚」体質の方が、漢方処方のもと、体質改善をして

下さり、「赤ちゃんが出来ました!」と妊娠のご報告を下さる事も、とても多いです。

 

この場合の体質改善は「血虚」「脾虚」体質の方が、

「血を補い、胃腸の機能を高める処方」を使う事で、

 

・ふかふかの子宮が作れるようになったり

・冷えを感じなくなったり

・卵の成長がスムーズになったり

 

する事です。

 

つまり「血虚」「脾虚」の体質はそのままでも、漢方の処方を使い、

体の弱い所を助ける事で「妊娠しやすい体」は作っていく事ができます。

ただ、注意すべき点があります。

 

この時に、本当に必要な処方を見分ける事がとても大切です。

なぜなら、血虚や、脾虚になってしまう原因も、個々によって異なるために、その改善に対して用いる処方は、少なくとも50種類以上あるからです。

 

「血虚」にはよく効くけれど、胃腸には負担になってしまう処方も多く、

その場合には、良かれと思って服用する処方で、脾虚の症状を増悪させてしまう場合もあります。

 

「冷えにはこの漢方!」「不妊症には、この漢方!」という選び方をしてしまうと、

原因に合わせた処方を見極めることができないので、本当に必要な処方に出会うことはできません。

 

漢方は、人を治すという言葉があります。

 

それは、「本当にその方にとって必要な処方は、その方の弱っているところを補うために、抱えている様々な症状を改善出来る」という事を表現しています。

漢方で、ママになるための身体づくりに取り組んでみようと思われた場合は、ぜひ、あなたにとって、本当に必要な処方と出会っていただきたいと思っています。

 

そして、妊娠しやすい身体へ変化していきましょう。

具体的な方法も、引き続きご紹介していきますね。

最後まで、読んで頂き、ありがとうございました。

妊活ノート編集部

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妊活ノート編集部です。医療現場での当たり前を、より分かりやすい情報としてお届けします。正しい知識を得ることで、一日でも早い治療卒業のサポートをしたいと考えています。

住吉忍

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薬剤師 国際中医師

実家が相談薬局を営んでいるため、漢方薬に囲まれて育つ。漢方相談のお仕事に携わり10年になり、現在は不妊治療を専門にご相談をお受けしています。
京野アートクリニック高輪で毎週水曜日の漢方相談を担当しています。

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