基礎知識

EndomeTRIO検査:新たな着床関連検査開始のお知らせ

受精卵が子宮内膜に着床し、妊娠が成立します。

ここで妊娠にかかわる大きな要素は、

受精卵が正常であるかどうか

子宮内膜が着床に適した環境であるかどうか

が関与していると考えられています。

 

海外では、受精卵が正常であるかどうかの検査を行っており、

それはPGT-Aと呼ばれるものです。

現在日本では臨床研究中のものであるため、全員が実施できる技術ではありません。

 

そのため、なかなか授かれない方にとって、子宮内膜環境が最適であるかどうかは、

おのずと重要度が高まります。

当院では、以前よりこの子宮内膜環境の検査や最適化ということには力を注いできました。

今回新たな検査として、Endmetrio検査というものを実施いたしますので、お知らせいたします。

 

EndomeTRIO検査とは


従来、子宮内膜環境が最適であるかどうかを判断するために、主に用いられてきた指標は

①着床に適した時期であるかどうか(着床の窓が開いているかどうか)

②子宮内のフローラが最適な環境であるか(ラクトバチルス属)

③慢性子宮内膜炎(CE)が発生していないか

ということです。

その他には当院では、銅と亜鉛の比率であったり、ビタミンDが足りているかどうかということや

Th1/Th2の比率などを採血による検査で測定しています。

 

当院では特にERAとフローラにおいては、国内でも非常に多くの検査を実施し、

各学会や論文にて発表しています。

ERAの有効性と子宮内フローラの有効性についての紹介

 

この①②③はそれぞれ

①ERA(子宮内膜受容能力)検査

②子宮内フローラ検査

③CD138免疫染色による慢性子宮内膜炎検査

によって、検査がされてきました。

 

実際に受けられている患者さんからは、検査が異なるため何度も実施することの

身体的・精神的な負担のお声も多くいただいておりました。

 

EndomeTRIO検査というのは、これらの3項目を1度の検査で出すことができ、

かつ従来よりも安価に受けることが可能となります。

 

現在は高輪院でのみの実施となります。

治療をご希望の方は、医師までお問い合わせください。

 

 

妊活ノート編集部

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