よくある質問

男性不妊診断 オトコを守る10か条 -生活習慣編-

男性不妊を予防していくにはいくつかのポイントがあり、その一つは温度管理でした。

参照:男性不妊診断 オトコを守る10か条 温度管理編

次にご紹介するのは生活習慣と精子の関係性についてです。

 

何気ない生活習慣が男性不妊を呼び込む!?


ポイントとなるのは以下の3点です。

思い当たる方は注意しながらその具体的な「よくない」とされる根拠を理解しましょう。

 

①喫煙している方は今すぐ禁煙しましょう

そこかしこでいわれる喫煙の影響ですが、それでもなおやめられないという人は多いはずです。

具体的にどのような影響があるかを知ることで、やめないといけないということを認識できるとよいですね。

 

ED(勃起不全への影響)

陰茎は血管の塊といえるほど、複雑に血管によって支えられています。

煙草に含まれるニコチンが起こす血管収縮の影響を受けることで血管が収縮しますから、当然陰茎も収縮するということです。

精子形成

煙草に含まれる一酸化炭素は、各機能を酸欠状態にしてしまうために、精巣の機能が低下し、結果として奇形率が上昇してしまうということです。

胎児への影響

受精までだけでなく、受精後の胎児にまで影響があるとされていて、具体的には流産率や先天異常率が上昇してしまいます。

実際に論文等でも詳細に記載されていますので、深く知りたい方は調べてみるとよいでしょう。

外部サイト参照:https://www.sciencedaily.com/releases/2010/09/100907210829.htm

 

②飲酒は適量にしましょう

飲酒に対しての指摘も数多くされています。

間接的な影響

アルコール成分自体が直接与える影響はもとより、精子を作る過程は70日間の長丁場です。

その過程でたびたび二日酔いになるようなことがあれば、相応のストレスが精子にもかかってしまうことは容易に想像ができます。

直接的な影響

喫煙に比べると、明確な根拠があるものが少なく、適量ならOKとされてはいますが、明確に1日1本までなどルールを決めることがおすすめです。

南デンマーク大学の調査結果によれば、週にジョッキ3倍以上のビールを飲む方は精子の質が悪化する傾向にあるのだといいます。

一方で全く飲まないよりもたしなむ人の方が良い結果もあります。

そのため、禁止というわけではなく、たしなむ程度かつ身体的に負担がかからないよう一定の量にするとよいですね。

 

③規則正しい生活を送ること

繰り返しになりますが、精子は毎日作られるとはいうものの、70日という長丁場を経て射精に至ります。

そのため、毎日規則正しい生活をし、特に食事面においては、栄養素としてはビタミンCやEを効果的にとるとよいですし、

精子の質を高めるためによいとされるクルミやトマトなども効果的に活用するとよいでしょう。

精子は体の中を長い時間をかけて旅をしてきます。

質の良い生活の方には質の良い精子が、質の悪い生活の方には質の悪い精子が訪れてしまうかもしれません。

できることから改善していきましょう。

最後は「男性不妊診断 男を守る10か条-ライフスタイル編-」です。

 

 

京野 廣一

京野 廣一

投稿者の記事一覧

京野アートクリニック(仙台、高輪) 理事長
1978年に福島県立医科大学を卒業し、東北大学医学部産科婦人科学教室入局。1983年、チームの一員として日本初の体外受精による妊娠出産に成功。1995年7月にレディースクリニック京野(大崎市)、2007年3月に京野アートクリニック(仙台市)を開院し、2012年10月に京野アートクリニック高輪(東京都港区)を開院いいたしました。

妊活ノート編集部

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