コラム

アルコール・カフェインと不妊について

カフェイン

アルコール、カフェイン、煙草の副流煙、ストレス、夜更かし・・・など妊娠を願い始めると、

今まで普通に日常生活の中に存在していたものが危険なものに見えてきます。

 

一般的に妊娠を目指す生活は、禁欲的な方が良いと捉えられがちです。

日本人は特にその傾向が顕著だと言われています。

普段は論理的な思考を好んでいても、妊娠を目の前にすると非科学的な考えに支配されやすくなります。

もちろん、それももっともだと思います。

妊娠というのは、論理ではなく自然な領域にあるものですよね。

その気持ちも大切にしながら快適な妊活を送っていただきたいと考えています。

やみくもに怖がる必要はありません。

適切に考えていきましょう。

①タバコについて


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まず最初に、このような繊細なことを気になさる方は、ご自身ではタバコは吸われないと思います。
タバコはどなたもぜひお止めいただきたいですね。

自分では吸っていなくても、周りの喫煙者の副流煙の問題はどこまで管理できるか難しいですが、ご主人方にはご協力いただきたいと思います。

②アルコール


次にアルコールについてですが、アルコールが赤ちゃんに直接的に影響するのは、着床後です。

体外受精による妊娠であれば、採卵だけの周期はお酒を飲んでも赤ちゃんに影響はありません。

受精卵が子宮の内膜に密着してからが問題なので、胚移植の少し前から控えれば良いと考える方法もあります。

タイミングや人工授精の周期であれば、着床前なら問題ないと考えても良いかもしれません。

受精卵は、受精してから5,6日後に着床すると考えられます。

楽観的に考えると、それまでは飲み会に参加してもOKです。飲み過ぎは控えましょう。

③カフェイン


カフェイン

カフェインについてもいろいろな考え方があり、難しい問題です。

一切摂りたくない方は、お茶やコーヒーを飲まない選択もあります。

少しは飲んでもよいかなという方は、1日に2杯までにする、というような対処法もあります。

また、カフェインは睡眠とも関わりがありますね。

夜に飲んでも眠れる、という方はそのままで良いと思いますし、寝つきが悪いという方は午後3時以降のカフェインは控えるようにしてみてください。

ハーブティー、麦茶、ルイボスティー等、ノンカフェインの飲み物もいろいろあります。

カフェでもデカフェのコーヒー・紅茶も登場しているようですね。

少し考えただけでも、妊娠を視野に入れると日常の中に心配ごとがたくさん見つかります。

おそらく皆さまそれぞれいろいろなご不安を抱えていらっしゃると思います。

ご自分の気持ちはどこに合わせておくと落ち着くのか、ということを探しておくことは大切です。

カウンセリングでは、皆さまそれぞれのライフスタイルに合わせた「気持ちの落ち着くポジション」を一緒に考えていきます。

お気軽にお話ししにいらしてください。お待ちしております。

 

菅谷典恵

菅谷典恵

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臨床心理士、生殖心理カウンセラー、がん・生殖医療専門心理士
京野アートクリニック(仙台、高輪)にて生殖心理カウンセリングを担当。
治療のことはもちろん、仕事と治療の両立、ご夫婦の考えの温度差、あらゆる人間関係など、どのようなご相談でもお受けしています。
治療もプライベートも快適に過ごすためのサポートとなるようなカウンセリングを目指しています。

妊活ノート編集部

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